山都町宮古のそば 西村屋さん

福島県山都町の宮古。
人里離れた山奥は、すっかり温かくなっていました。

今でこそ、そばの里として有名になりましたが、まだ蕎麦店がなかったころ、宮古で蕎麦店をはじめたお店が、今日のお目当て。

宮古の蕎麦店は、どこも自宅をお店に開放した「自宅蕎麦」。
そのさきがけの西村屋さん。
大きな居間にテーブルが置かれ、天井が高く開放的。
そばをコース、¥1500円をお願いしました。

「はい、どうぞ~」。
若女将が運んでくれた蕎麦コースは、宮古の山の幸が盛り沢山。
晩春を迎え、旬の山菜が3品も。

宮古の蕎麦店で必ずついてくる、刺身こんにゃく。
これがまた「プルプルン」と絶品で、ついついお酒が欲しくなる美味しさ。

さて肝心なお蕎麦の方は、地元宮古の蕎麦。
その美味しさは、「水そば」でいただけるほどのお味。
上品に、かつしっかりと山の息吹を感じさせるもの。
やはり美味しい^^

1杯目の蕎麦を食べ終わる頃、2杯目の蕎麦が運ばれてきました。
お椀に盛られたそばは結構なボリューム。
そして、「はいっ 最後です」と、3杯目。
お腹がいっぱいになります。
隣で食べていたご夫婦のご主人も、「ふ~っ 食った~」と一言。

お蕎麦を食べ終わり、お茶菓子に「自家製しみもち」をいただきながら、女将さんが昔話を聞かせてくださいました。
私がこの店を始めた頃、この部落には蕎麦屋は1軒もなかったのよ。
嫁いで来て、じっと家にいても退屈だから何かしたくて。
何かっていっても、こんな山奥には蕎麦くらいしかなかったから、蕎麦屋しかできなかったのよ。
はじめは皆、私を変わり者のような目でみて、辛かった・・・
でも、そのうち街から噂を聞いたお客さんがポツポツ来るようになって、今度は周りの人たちも、「オラも蕎麦屋やってみるかな」って言い出して。
私、「やってみれっ」て、みんなに勧めたのさ。
そしたら今度は、当時の町長さんが、「蕎麦で町おこしをしたい」って言い出して・・・
そしたら、お客さんがどんどん来るようになって、テレビに出たら、もっと来るようになって。
今は落ち着いたけどね。
「ハハハ」と笑う、話好きの明るい女将さん。
「またどうぞいらしてね」と、お見送りされ、宮古を後に。
癒されるな~

そば処 西村屋
福島県喜多方市山都町 蓬莱字中村4608
0241-38-2572
日本庭園とそば そば処 いし部さん

福島県会津若松市、旧国道沿いにある蕎麦店「いし部」さん。
駐車場に車を置いて、立派なお庭をくぐって店内へ。
玄関には大きな木鉢が2つ飾ってあります。
「いらっしゃいませ」
女将に迎えられ、店内左側のお座敷へ案内されます。
落ち着いた雰囲気のお座敷は、全部で約30席ほど。
年配のお客様のため、正座しなくてもよいよう座椅子を設けた席も
あります。
さて私は、このお庭を正面に眺められる一等席に座らせていただきました。
贅沢ですね。

いし部さんの「せいろそば」。
細打ちのキリっと冷たく、引き締まった蕎麦。
上品に鼻腔をくすぐり、喉を落ちていきます。
美味しい^^

おそばと一緒に、ニシンの甘露煮を注文。
隣の席には、地元会津若松在住のご夫婦が。
「福島はね、会津、中通り、浜通りと3つに分かれていて、それぞれに文化があるの」
「日本海側には新潟県があるでしょ、山をはさんで採れるものだって違うのよ」
と色々教えていただきました。
少しだけ会津通になった気分^^

○お品書き○
天ぷらせいろ 1350円、天ぷら更科 1500円、天ぷら高遠 1500円、せいろ 800円、更科 950円、高遠 950円、天ぷらかけ 1350円、かけ 800円、とろろ 900円、にしん 1200円、ミニ天丼400円、天ぷら(1人前) 650円、あなご天ぷら 900円、ニシン甘露煮 500円ほか。

そば処 いし部
福島県会津若松市一箕町 大字八幡字柏木97-3
0242-22-5355
平日の蕎麦ランチ 萬寿蕎麦 萬亀さん

この日、外は雨。
飛び込むようにお邪魔したのが、萬亀さんでした。
まだ暖簾がでたばかり。
お客さんは私1人。
カウンター席に腰をおろし、お品書きと一緒に置いてあるポップをみて、「平日のランチ」をお願いすることに。

萬亀さんのランチセットは、¥730円と¥840円の2コースがあり、蕎麦のほかに天ぷらと小鉢が一品、ライスがつく¥840円をチョイス。

見慣れない顔の私に、女将さんが声をかけてくれました。
「どちらからですか?」。
「北海道です」と言うと、ビックリした顔で、「これはこれは、遠いところ・・・」
しばし会話を楽しみ、すっかり完食。
ご馳走さまでした。

○お品書き○
大海老の天ざる 1260円、ざる 520円、二段ざる 890円、とろろざる 840円、そば三昧 1300円、かも鍋せいろ 1100円、お子様天ざる 730円、天ざる 1100円、五目 670円、かしわ 800円、なめこ山菜 730円、とりもち 900円、鴨なんばん 1000円、天ぷら 940円、にしん 900円、たぬき 500円、とろろ 780円ほか。

萬寿蕎麦 萬亀
福島県福島市西中央三丁目71-1
024-536-0345
定休日 毎週月曜日と夜の火曜日
宮古の水そば いしいのそばさん

飯豊と蕎麦の里山都。
秋の訪れとともに、今年も新そばの季節がやってきました。

朝晩の寒暖差が激しい山岳地帯は、美味しい蕎麦が実る条件。
ここ山都町宮古も、その条件を兼ね備えた土地。

山都駅から国道459号線を登っていくと、そばの里「宮古」があります。
ここでは、古くから客人に蕎麦をふるまう慣わしがあり、その蕎麦を食した人たちの口コミが広がり、その反響に驚いた山都の方たちが、町おこしにと蕎麦店をはじめたそう。
なので、どのお店も自宅を開放した作りになっており、土地の風情と情緒が香るお店。
その集落の中の1店、「いしいのそば」さんで、宮古名物の「水そば」をいただくことにしました。

お店に着くと、玄関先に蕎麦が干してありました。

太陽の恵みを受ける「天日干し」は、蕎麦本来の美味しさを倍増してくれます。
もちろん鰹節もそうですし、干しシイタケも一度天日にあててから使用すると美味しさが増すので、一度お試しあれ^^

「いらっしゃいませ」
笑顔が優しいお姉さんが、出迎えてくれました。

「宮古の湧き水です」
「これ飲んで、待っててください」と、お姉さん。
グラスに注ぎ口に含むと、まったく癖のない柔らかな水。
この水で蕎麦を打つんですね^^

お蕎麦が出来上がるまでの少しの間、山の幸をいただき待ちます。


この山ウド煮、味付けといい歯応えといい、絶妙で美味しかった~

「はいっ お待ちどうさまでした」
いよいよ「水そば」とご対面です。

先ほどいただいた宮古の湧き水に浸かった蕎麦を、まずはそのまま食します。
冷んやりした蕎麦は、角がたちコシの強いしっかりした蕎麦。
「水」でいただく蕎麦もイイもんですね~

水そばを食べ終わる頃合を見計らって、今度は水に浸からない蕎麦を運んでくれました。
「こちらは塩をかけて召し上がってください」
「ちょうど新そばになっています」と、お姉さん。

こんな感じでいただく「塩そば」
ひとくち含むと、あらっ 大変!
実に美味しい!!
蕎麦の風味が塩によって引き立ち、実に甘いっ
正直こんなに美味しいものだとは思いませんでした^^
勉強になりますm(_ _)m
「水」や「塩」でいただく蕎麦ですが、やっぱり醤油味の「そばつゆ」で食べたいという方もご安心ください。
自家製のそばつゆも付きます^^
でも私は使うことなく、そば湯を入れていただくだけでした。

箸休めに自家製の刺身こんにゃく。
実に柔らかく、噛まなくても切れてしまうようなこんにゃくで、これまた美味しい^^

「よかったらどうぞ」と、そばゼリーをご馳走してくれました。
プルルンッ とした食感で柔らか。
何に例えようか、羊羹をフワフワにした感じで、お味はさっぱりで美味しい^^

お蕎麦を食べ終わると、いしいのお父さんがお話に来てくださいました。
人懐っこく、大らかな性格のお父さんは、現在87歳。
現役バリバリで蕎麦を打ちます。
直接写真を撮るのは恥ずかしそうなので、店内に飾ってあった写真をパチリッ。
いつまでも元気でいてくださいね^^
○お品書き○
Aコース 3500円、Bコース 3000円、Cコース 2500円、Dコース 1500円、水車セット 3500円ほか。
今回、私がいただいたのは、Dコース。

いしいのそば
福島県喜多方市山都町蓬莱字殿屋敷3360
0241-38-2604
営業時間 11:30~15:00
不定休

山都町宮古地区にある蕎麦店さんは、全部で12軒。
駐車場も限られるので、こちらの共同駐車場をご利用ください。
廃校になった? 山都小学校前です。
山都の蕎麦は大きく分けて、「宮古」、「一ノ木」、「山都町」の3地区に分かれています。
いずれも美味しいお蕎麦屋さんが多いのですが、食べるには予約が必要なお店が多数ありますので、お出かけ前にはお電話で確認されることをお勧めします。

そして本日から、「第26回 山都新そばまつり」が開催されます。
福島のオリジナルそば品種「会津のかおり」を使った蕎麦を、是非ご堪能ください^^
開催日 平成21年10月17日(土曜日)~18日(日曜日)
場所 喜多方市山都体育館~福島県喜多方市山都町字広中新田1165
高遠くるみそば みやま茶屋さん

新潟県へ向かう道中、国道49号線会津坂下の七折トンネルを抜けてすぐ左手にある、みやま茶屋さんで休憩することに。
暖簾をくぐると、ご主人が小上がりに腰掛け、テレビのニュースをみていました。
千葉県の森田健作知事が、羽田空港の国際ハブ(拠点)空港化についてインタビューされています。
そのご主人から少し後ろのテーブル席に座り、お品書きをみると、「高遠くるみそば」の文字が。
「高遠そば」
うん、これにしよう。
早速注文させていただきました。

高遠そばとは、つけ汁に辛味大根と焼き味噌を入れて食べるのが特徴の蕎麦ですが、ここ会津地方では大根のしぼり汁を用いるそう。
このしぼり汁に、お好みで蕎麦汁を入れていただきます。

こちらが、粗く挽いたくるみ。
こちらもお好みで汁の中に入れていただきます。
最後にそば湯をそそいで満腹に。
ご馳走様でした。

○お品書き○
みやま定食 1400円、海老天ざる 1100円、海老天ざる上 1400円、海老天ざる大 1250円、ざる 650円、かけ 650円、たぬき 680円、月見 700円、玉子とじ 750円、鴨南蛮 850円、高遠くるみ 850円ほか。

みやま茶屋
福島県河沼郡会津坂下町大字坂本字糠塚乙1143
0242-83-1782
営業時間 10:00~20:00
無休
http://www.miyama-chaya.co.jp/
ねぎそば そば御膳さん

台風19号が通り過ぎた後、めっきり涼しくなった福島県。
猪苗代の峠道は、樹木の色が秋色になりはじめていました。
今週末あたりから、本格的な紅葉シーズンの到来です。
さて会津若松市内を歩いていると、「当店自慢 ねぎそば」の文字が!
これは早速いただかねば!
お店に入り、「1人なんですが」と花番さんに伝えると、「どうぞこちらでゆっくりされてください」と、6人掛けの掘りごたつのテーブル席へ案内していただきました。
すぐにお茶と落花生を運んでくれ、「ご注文が決まりましたらお呼びください」と言われ・・・
落花生???
もしや!
と思い、お品書きをみると・・・
そこにはアルコール類のメニューがズラリッ!
こちらの「そば御膳」さんは、夜は居酒屋さんメニューになるんですね^^;
花番さんに、「食事だけでもいいですか?」と訪ねると、「もちろんどうぞ」と言ってくれました。
ではでは、さっそく「ねぎそば」を注文。

長ネギが1本まんま、ドーンと付いてきました。
「ネギで蕎麦をすくったり、ネギをかじりながらお召し上がりください」と花番さん。
でも慣れない私は、なかなか蕎麦をすくえません・・・
結局、お箸でいただきました^^;
○お品書き○
ざる 680円、天ざる 1180円、地鶏つけ 900円、ねぎ 900円、とろろ 900円、ねぎとろろ 900円、あざぎ大根高遠そば880円、どんぶり 680円、カレー 980円、天どんぶり 1180円、地鶏 900円、山菜 850円、月見 950円ほか。

麺麺亭 そば御膳
福島県会津若松市白虎町171-2
0242-37-1610
営業時間 11:30~15:00、17:30~20:30
定休日 水曜日
せいろそば 砂場さん

南相馬から福島へ向かう道中、南相馬の出口にある蕎麦店「砂場」さん。
1台の車がお店の駐車場から出て行きます。
ふとお店を見ると、まだ暖簾が出ていません。
今の時間は10:55。
福島市へ車を走らせながら、「あと5分で開店だな~」と考えていると、少し早めの昼食もイイかな^^
ということで、車をUターンさせて砂場さんへ。

お店へ戻ると、暖簾が出ていました。
早速暖簾をくぐると、私が1番乗り^^
4人掛けのテーブル席のほか、奥には小上がり、そして両席の間には、円卓のようないろりの席があり、私はここに腰掛けます。
「いらっしゃいませ、何になさいますか」と花番さんに聞かれ、お品書きの中から「冷やしたぬき」を注文すると、「ごめんなさい、冷やしは夏季限定で終了してしまったんです・・・」と花番さん。
あっ お品書きに、しっかりと「夏季限定」と書いてありました。
すみません^^;
では、「せいろをお願いします」
「はいっ」

「はいっ おまちどうさま」と運ばれてきた砂場さんの蕎麦は、更科粉を使った細切りの白い蕎麦。
最近は、太打ちの田舎蕎麦を好んで食べていたので、なんだか新鮮な気持がします。
この蕎麦を、2つの徳利でだされる甘口と辛口の汁をつけていただきます。
私は辛口の方が好みでした。
そうそう、セイロの角にはインゲンの天ぷらがのっています。
これはご主人がサービスしてくださったのでしょうか?
お心遣い、ありがとうございましたm(_ _)m

○お品書き○
せいろ 680円、ざる 790円、鴨せいろ 1150円、天ざる 1730円、かけ 600円、たぬき 660円、かき玉 710円、ちから 880円、にしん 880円、カレー南蛮 880円、鴨南蛮 1150円、天婦羅 1200円。
「夏季限定」
冷やしかけ 660円、冷やしおろし 770円、冷やしたぬき 820円、冷麦 880円ほか。

石臼挽きそば 砂場
福島県南相馬市原町区大原社地神11-4
0244-23-1064
営業時間 11:30~15:00(売切れ次第終了)
定休日 水曜日
ちゃんぽんうどん 里の坊さん

福島市内、車を走らせていると、「うどん」の看板が。
天気も良くポカポカ陽気なので、ぶっかけうどんでも食べようかと立ち寄ることに。
開店して間もなかったため、店内にはまだ数名のお客さんがいるのみ。
「空いてるので、お好きな席にどうぞ」と、花番さんに勧められ、4人掛けの小上がり席に腰をおろします。
「お読みになりますか」と、新聞を持ってきてくれました^^

お品書きに目を通すと、その品数の多さに、どれを食べようか迷ってしまいます・・・
冷たいぶっかけうどんを食べようと思っていたのに、どんどん目移りしてしまい、写真に写っている具材の多さから、「ちゃんぽんうどん」を注文しました。
何の繋がりも感じられませんよね^^;
後で気づいたのですが、こちら里の坊さんのお勧めは、「きじ鍋うどん」。
あっ 箸袋にも、きじ鍋うどんと書いてあります。
気づくのが遅すぎましたね・・・
次回はきじ鍋うどんを注文しなくては。

手づくりうどん 里の坊
福島県福島市仁井田字石塚37-1
024-545-2263
営業時間 11:00~15:00、17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日 木曜日


